丸い朝 Spherical Morning [自然 Nature]
朝がなんといってもいい
静かであり、
空気も澄んでいて、軽く、冷たい
これから何かが始まる期待感がある
もうひとつ朝は丸いということがわかった
丸い朝露
そしてナナホシテントウ虫
頭の上にも丸い水滴を載せていた
人も角ばったりやとげとげしくなく
丸いのがなんといってもいいのである
千葉県
霜 Frost [自然 Nature]
今年は年末年始が長い
久々にゆっくりできる
今日は朝から家の大掃除をした
結構汚れているものだ
やってもやってもきりがない
さて昨日、東京はこの冬一番の冷え込み
日の出前に出かけた多摩川の堤防沿いは
一面に霜が降りていた
ほんの小さな霜だけれども
透きとおる世界がどこまでも広がっていた
日が昇ればすぐに溶ける
でも霜は精一杯その美しさを示していた
休みの日には、最近写真にはまっているカミさんと
日の出前から出かけるのが習慣になりつつある
富士山冬景色 [自然 Nature]
昨日は完全に寝坊してしまったので、今日は気合を入れて起き、4時過ぎに家を出た。
まだ真っ暗のうちに富士山のふもとの花の都公園のポイントに着いた。
気温はマイナス8.5度。寒いはずだ。耳が痛い。
うっすらと見える富士山の姿に、よし、今日はいいぞ、と気合が入る。
朝焼けを待つこと20分。あれあれ雲が出てきてしまった。
朝焼けはばっちりなのに、山頂が見えない。まあしょうがない。
周りは霜で真っ白だった。
あきらめて湖畔の長池で日の出を拝む。きれいなのになあ。
その次に移動したのは絶景ポイントとして知られるパノラマ台。
今日はその裏に控える明神山、別名鉄砲木の頭(てっぽうぎのあたま)を目指す。
30分ゆっくり歩けば頂上にたどり着く。
頂上には山中湖諏訪神社奥宮があり参拝。
絶景、山中湖の全景と富士山がよく見える。
今夏以来いってみようと思いつつ、なかなかいけなかったけど
ようやく来ることができた。
富士山にかかっていた雲もどっかに消えている。
よく見れば、富士山の頂上から南のほうに延びる雲の筋がある。
富士山を西から北をぐるっと巻いて、南に旅立つような雰囲気だった。
富士山の写真はまともに取ろうと思うとまったく撮れない。
難しいものだ。
10月末、パノラマ代近くからの富士山
雄大なる富士山
http://blog.so-net.ne.jp/slice_of_viewpoint/2007-10-28
体内時計 [自然 Nature]
最近、家族でNHKテレビ番組「爆笑問題の日本の教養」を見ている。
今週は「体内時計」がテーマでとても面白かった。
細胞一つ一つが時間軸をもっている。しかしその時間軸は
細胞ことに異なっていて、脳の一部にある時間軸をつかさどる細胞が
全細胞の動きを制御しているらしい。
それに対して外的要因として社会生活としての時間軸があって、
それらがかみ合わないときにいろいろ問題が出てくるらしい。
今年は夏は極めて暑かった。冬の訪れは本当に遅い。
もう12月も半ばというのに、銀杏の木はまだ黄色い葉をつけている。
もみじも今真っ赤に染まっている。
家の近所にある柿の木にはまだ実が付いている。
落葉は今ちょうど盛りだ。
地球が持つ体内時計も少しずつ変化しているのかもしれない。
今朝は早起きして出かけようと準備万端、昨夜は早く寝たが、
見事に寝坊してしまった。
目覚まし時計が期待通りに動かなかったのである。
山 [自然 Nature]
先日仕事で盛岡に行った。
あわただしい行程でご当地に浸る余裕もなく帰ってきたのが残念だったが、
岩手山の雄大な姿に心を打たれた。
初めて盛岡の地に行ったのは33年前、二度目に行ったのは19年前のことと思う。
いまや新幹線が開通し、東京から2時間半。
駅前には高層のホテルやマンションが立ち並び、岩手山への眺望をさえぎっていた。
なにかとても寂しい気持ちがした。
当時も見た北上川をまたぐ開運橋はその姿をとどめており、ほっとしたのである。
山そのものはその姿をそう簡単には変えることがない。
山は日本人の心に合うのか、見ていると安らぎ感が広がっていく。
煙に巻く [自然 Nature]
先週の日曜日の3時半、また富士山の雄大さを探しに出かけた
この日は雲ひとつない夜空で、満天の星が見える
しし座流星群の最盛期、流れ星もたくさん見えた
もう11月も半ばを過ぎたのに今年は紅葉が本当に遅かった
明けて山中湖の湖畔では、一気に訪れた冬の寒さの中に
緑と赤と黄のコントラストが織り成す世界がたくさん広がっていた
ただ単にきれいだと感じるのである
富士山の山頂では雲が煙にまかれていた
煙に巻く
相手があまりよく知らないようなことを一方的に言い立てたりして、茫然とさせること。
小学館国語大辞典
世間ではそこらじゅうで煙に巻くような話がある
変な世の中だ